窓から陽(ひかり)が覗く家
公開終了
騒がしさをシャットアウトした 明るく穏やかな住空間
家の外の雑音などはなるべく気にすることなく生活したいもの。この家はそんな想いを叶える設計を念頭におきました。
リビングの高窓は通常の目線より高い位置に設けることで、外側の喧騒をシャットアウトし光だけを取り込みます。また、通りに面していない吹抜け部分には、全面に窓を多く設け家全体を明るい印象に保ちます。
街の喧騒の中でも「窓からは朗らかな陽(ひかり)が覗く」明るく穏やかな家となりました。
コンセプト
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外観
家の中の、ホワイトと木目を基調とした暖かみのある空間を新鮮に感じられるよう、家の外には無機質なグレー色を施しました。
メリハリをつけた窓配置と、アクセントの外壁材により、デザイン性の高い外観となりました。 -
階段スペース
1階エントランスの階段スペースより見上げると、3階まで伸びる吹抜けが光あふれる空間となっています。
土地面積 65.03㎡ (19.67坪)
建延面積 98.01㎡ (29.64坪)
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2F
3方向に設けた窓から
豊かな自然光が差し込みます間仕切り壁をとことん減らした2階フロア
1階から階段を上がると、仕切りをできるだけ排除した開放的な住空間。色々な方向に視線が抜け、とても開放的です。
伸びやかな空間で豊かな心を育むデザイン
「生活を豊かにするものは何か?」と問いつつ、この家では、収納スペースを必要最小限にし、間仕切り壁を減らすデザインを採用しました。
「収納は生活を豊かにしない。」「吹抜けなど明るく伸びやかな空間が心を豊かにします。」 (担当建築士の言葉より)
洗面台とクロゼット
オープンスペースに設けた2Fの洗面台。リビングやキッチンと仕切りなく繋がっており、気軽に使っていただけます。
クロゼットを、リビングやキッチンと反対側の目立ちにくい位置に設けました。
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窓から陽(ひかり)が覗く
リビングに設ける窓を高窓だけにしました。通りからの目線や騒がしい景色をシャットアウトしつつ、光を採り込めます。
車通りの多い道路に面した家ですが、防音性が高く、騒音も気になりません。外の喧騒を気にせず穏やかに過ごせます。 -
キッチン側からの眺め
キッチンにいる時も、3面採光の明るい空間を満喫できます。家事をする時も気持ちよく過ごせます。
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北側の採光窓
1階から続く吹抜けは、北側の窓から自然光を豊富に取り込み、暗くなりがちな階段が明るい印象になります。また、壁を少なくしているため。フロアー全体に自然光が届きます。
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1F
開放感を感じさせる
3階まで伸びる吹抜け空間1階部分に窓がない外観
3階建ての建物ですが、2階や3階のフロア位置にとらわれない位置に意匠として庇を設け、外壁材の種類を切り替えてアクセントとしています。
建物のグレー色部分は、あえてペタッとした質感の「表情のない」外壁材を使用しました。通り側や建物正面側から見ると1階部分に窓がないように見えるため、家の中へ入ったときの光あふれる空間に驚く仕掛けとなっています。
浴室・脱衣室:1階部分は、建物表側に窓を設けていませんが、浴室・脱衣室にはそれぞれ窓を設けてあります。明るいだけでなく通風に優れ水廻りを清潔に保てます。
カースペース:ビルトインタイプのガレージは、余裕を持って乗用車が置けるゆったりサイズ。雨の時もぬれずに家に入れます。オープンスペースの洗面台
1階洗面スペースは仕切りを設けていないので開放的な印象に。1階浴室と脱衣室は扉の向こうにしてあり、来客時も気軽にお使いいただけます。
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玄関ホール
玄関に一歩足を踏み入れると、3階まで伸びる開放感あふれる吹抜けに迎えられます。
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玄関脇の土間収納
靴を脱ぐときも履くときも、玄関側より入れるようにしたシューズインクローク。
中で脱ぎ履きができるので、玄関が混雑しません。
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3F
可能な限り多く設けた窓から
フロアー全体に自然光が入ります吹抜けにした階段スペース (3階からの眺め)
階段スペースを吹き抜けにしたことと、1F・2Fフロアの間仕切り壁を少なくしていることで、開放的な空間となっています。
建物の奥に合計6枚の大きな窓をつけ、そこからの光が各フロアへ行き渡ります。
3つの居室
3階のすべての部屋に窓を設けているので、全体に明るい印象に。
また収納部分には扉を設けていないので空間を有効に使えます。
3階の階段ホール
それぞれの部屋へ戻る前に、手すり壁にもたれて憩いのひと時を過ごせます。
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洋室 (6帖)
北側の洋室にはバルコニーを設けてあります。隣地に建物がありますが、明るさを感じられます。
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洋室 (6帖)
南側の洋室。窓の向こうが遠くまで建物にさえぎられることのない環境です。窓を閉めて部屋の中に居ても明るさを実感できます。
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洋室 (6帖)
西側の洋室。仕切りのないオープン収納は空間を有効に使うことができます。ディスプレイコーナーなどをつくり、センスを発揮されてはいかが。
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